ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス
3歳クラシック戦線に向けての登竜門 「第2回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス」
過去の京都2歳Sの優勝馬を振り返ると、三冠馬ナリタブライアン(1993年)、ドバイワールドCで日本馬悲願の初優勝を果たしたヴィクトワールピサ(2009年)、菊花賞・ジャパンカップを制したエピファネイア(2012年)など、数多くの活躍馬の名が連なっている。昨年から重賞に格上げされたことで、レースの注目度がさらに上がってくることだろう。今回はオープン特別として行われていた2013年以前を含む、過去10年の結果からデータをチェックしていきたい。
1番人気馬が好成績だが
過去10年の単勝人気別成績を調べると、「1番人気」馬が3着内率が90.0%と高い数値をマーク。4着以下に敗れたのは昨年のティルナノーグだけとなっている。しかし、続く「2番人気」で連対したのは3頭だけ、「3番人気」馬は1頭も連対していない。それに対し、4番人気以下の馬が上位に食い込むケースが目立っており、現在5年連続で5番人気以下の馬が連対している。今年も、「1番人気」馬と伏兵馬の組み合わせを狙ってみるのがいいかもしれない
初勝利直後の馬が好成績
前走の条件別に成績をまとめてみると、「重賞」から臨んだ馬は連対率37.5%とまずまずの成績だが、それを上回っているのが「新馬」を勝ち上がった直後の馬だ。「新馬」組の連対率38.1%、3着内率57.1%という数字は注目に値するものだろう。ちなみに、昨年は「新馬」を勝ち上がった直後の馬の出走はなかったが、それ以前は3年連続して「新馬」を勝ち上がった直後の馬が勝利していた
前走で初勝利を挙げていた馬をさらに分析
前走が「新馬」「未勝利」だった馬(計41頭)について、そのレースでの単勝人気別に成績を調べると、好成績を挙げているのは、そのレースで「1番人気」に支持されていた馬だ。「2番人気」だった馬からは2着馬が3頭出ているが、勝ち馬は出ていない。前走で「新馬」や「未勝利」を「1番人気」で勝利していた馬が、好走する可能性が最も高いようだ
初勝利時の着差に注目
過去10年の京都2歳S連対馬20頭の過去の成績を調べてみると、「初勝利が1700m以上のレースで、2着馬に1馬身1/2以上の着差をつけていた」という馬が2007年を除いたすべての年で連対している。今年も、1700m以上のレースを2着馬にある程度の着差をつけて勝ち上がってきた馬に注目したいところだ
11R 第2回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GIII)
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