第67回 朝日杯フューチュリティステークス(GI)

第67回 朝日杯フューチュリティステークス(GI) 

サラ系2歳 オープン (国際)牡・牝(指定) 馬齢1600m 芝・右 外
本賞金: 7000、 2800、 1800、 1100、 700万円

データ分析

次代のスター候補が一堂に会する2歳チャンピオン決定戦
「第67回 朝日杯フューチュリティステークス」


朝日杯フューチュリティSは第1回から第65回となる2013年まで中山競馬場で行われていたが、2014年(第66回)に舞台が阪神競馬場に変更された。リニューアル初年度となった昨年の上位馬を振り返ってみると、3着馬クラリティスカイが今春のNHKマイルCで優勝を果たしたほか、優勝馬のダノンプラチナも今秋の富士Sを制している。翌春の3歳GI 戦線はもちろん、それ以降の重賞戦線に向けても重要な一戦と言えるだろう。今回は中山競馬場で行われていた2005~2013年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通する傾向を分析してみたい

距離適性に注目

過去10年の優勝馬10頭は、いずれもJRAの1500m以上のレースで優勝経験のある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率9.5%と苦戦している。1400m以下のレースでしか優勝経験のない馬は評価を下げるべきだろう  

臨戦過程が重要

過去10年の前走の条件別成績を調べてみると、3着以内馬30頭中19頭は前走で「JRAの重賞」に出走していた。一方、前走が「その他のレース」だった馬は3着内率14.5%とやや苦戦している。まずは「JRAの重賞」を経由してきた馬に注目すべきレースと言えそうだ

ただし、前走が「JRAの重賞」だった馬のうち、そのレースで「5着以下」に敗れていた馬は優勝例がなく、3着内率も3.8%にとどまっている。たとえ前走が「JRAの重賞」でも、上位争いに食い込むことができなかった馬はあまり期待できないようだ  

なお、前走が「JRAの重賞」ではなかった馬のうち、そのレースの着順が「2着以下」だった馬は好走例がなく、「1着」だった馬の中で2着馬とのタイム差が「0秒1以下」だった馬も優勝例がない。「JRAの重賞」以外のレースを経由してきた馬に関しては、前走で2着馬に「0秒2以上」のタイム差をつけて勝利していた馬を重視すべきだろう  

極端な脚質の馬は割り引き

過去10年の前走の4コーナーの通過順別成績を調べると、3着以内馬30頭中18頭は、前走の4コーナーを「3~6番手」で通過していた。一方、「2番手以内」や「7番手以下」だった馬はやや低調な成績となっている。ちなみに、阪神競馬場に移設された初年度の昨年も、勝ったダノンプラチナは前走の4コーナー通過順が4番手、2着のアルマワイオリと3着のクラリティスカイはともに同3番手だった。逃げタイプの馬や、逆に馬群の中団や後方からレースを進めるタイプの馬は評価を下げたいところだ

昨年を含め内枠の馬が優勢

過去10年の枠番別成績を調べると、3着以内馬30頭中16頭は枠番が「1~3枠」だった。一方、「4~8枠」だった馬は3着内率13.9%とやや低調な成績となっている。ちなみに、阪神競馬場に移設された初年度の昨年も、勝ったダノンプラチナは1枠2番、2着のアルマワイオリは3枠6番だった。今年もまずは内寄りの枠に入った馬に注目すべきかもしれない

近年は前走も1600mのレースだった馬が堅実

過去4年の出走馬の前走の距離別成績を調べると、3着以内馬12頭中8頭は前走で「1600m」のレースに出走していた。該当馬は3着内率38.1%と好走率も高い。近年の傾向から、当レースと同じ「1600m」のレースから臨む馬を重視したい

近年の優勝馬の臨戦過程に共通点

過去4年の優勝馬4頭は、いずれも前走の距離が1600mだった。また、この4頭は前走の着順が1着だった点、前走の2着馬とのタイム差が0秒2以上だった点も共通している。ちなみに、以上の条件をすべて満たしていた馬は、優勝馬4頭を含めても過去4年で計7頭しかいない。今年の出走馬の中に該当する馬がいたらマークしておくことをおすすめしたい

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